調べ物をすること、勉強をすること

分からないことについて調べるのって難しい。僕に研究を指導して下さっている先生は、分からないことは徹底的に調べなさいと言う。普段は優しい先生だけども、指導については徹底している。僕はそこに厳しさを感じている。
人間はかなりめんどくさがりな生き物だが、そのことは否ではないと思う。よく言われることかもしれないが、人間はめんどくさがりだからこそ進化してきた。歩くのをめんどくさがって車や電車をつくり、遠くまで会いに行くのがめんどうだから電話を発明した。プログラマにおいては、めんどくさがることは最大の美徳である、というのを読んだことさえある。だからめんどくさいと感じることや、めんどくささから逃れようとすることは悪いことではないはずだ。
大切なのは工夫をすることだ。めんどくささという敵に真っ向から立ち向かうのではなく、いかに効率のよい戦い方をするかが重要なんだ。できる限りめんどくささを感じないように努力する。それが頭を使うということなんだと思う。
先生が僕に教えてくれようとしているのは、分からないことに直面したときにそれをどう対処したらいいのかという姿勢なんじゃないかと思う。研究活動の上ではもちろんのこと、社会に出てからも分からないことに出くわすことは多々あることだろう。分からない状況を打破するための力を今、僕は養っている。ここで蓄えた力はきっと、これからの僕を大いに助けてくれるに違いない。
がんばれ僕。